母猫は子猫が6〜10週齢になる頃に徐々に離乳を始めます。何らかの理由がない限りは、決して6週齢までは母親より放すべきではありません。この時期の母とのふれあいが、今後の精神的な成長に大切な役割をします。


離乳をしはじめた子猫は、母乳も少しは飲みますが、徐々にわれわれが与える食事を食べるようになります。大変重要なことですが、彼らには食事を選ぶ権利はありませんので、十分に吟味した離乳食を与えるようにしましょう。


離乳後は、高カロリー、高品質、柔らかくて食べやすい食事を用意しましょう。猫は特有の栄養を要求します。つまり、犬にとっては必要でない栄養素やビタミンが猫では必ず生きていく上で必要となります。ですから、離乳期には猫用に作られた離乳食ないし子猫用のキャットフードを食べさせるようにしてください。


回数はいろいろと意見の分かれるところですが、やはり時間を決めずに食べたいときに食べることができる方法が猫には適していると思います。通常大人になっても、猫は常時食べることができる給仕方法が適しています。
離乳食や子猫用のキャットフードを少し食べにくそうにしている場合は、猫用ミルクを混ぜてみましょう。猫の場合普通はいきなり子猫用のキャットフードを食べることができます。



よくいろいろなビタミンや嗜好性の良いものをえさに混ぜる場合がありますが、余りお勧めはできません。害はあっても、いい効果を期待することは難しいように思います。


まとめますと、離乳食は猫用に作られた離乳食か幼猫用のキャットフードを選んで、いつでも食べることが出来る様にしてあげてください。

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