母親になった猫は、通常の食事の約2倍から3倍のカロリーを必要とします。育児に忙しい母猫はそんなたくさんの時間を自分の食事の時間に費やすことは出来ません。この時期に選ぶ食事は、妊娠期と同様に高カロリーの離乳食かないし幼猫用のキャットフードを選んでください。


よく、キャトフードを買いに行くとどれを選ぶべきか迷ったあげく、テレビコマーシャルで見たものを選んでしまいますが、それでいいのでしょうか?、と聞かれます。しかし考えてください。お金がかかるコマーシャルも必要でしょうが、大切なことは品質です。猫が喜んで食べることが大切ではなく、猫のからだにとっていいということが先決です。そのメーカーのキャットフードには、少なくとも幼猫用、成猫用、老猫用といった区別がありますか?離乳期の猫と年老いた猫が同じキャットフードを食べていて言い訳はありません。ですから選ぶときは、そのメーカーのキャットフードがどのくらい種類を出しているかを一つの目安にしてください。


ちょっと横道にそれてしまいました。母猫は食べたもののほとんどを母乳として子猫に与えます。そのせいで、母親はやせてきます。しかし、これは生理的なものですから、母親を太らせようと贅沢をさせても母親の血や肉とはなりません。そればかりか、母親が贅沢になるとともに、母乳の成分に偏りが出てくる可能性があります。大切なことは、何もしないことですよ!

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