動物病院に行って何回調べても原因が分からない下痢を繰り返す犬がいます。こういうタイプの犬はずっと下痢をしているわけではなく柔らかいときと固いときがあるものです。しかし固いといっても本当に固い期間は割合と短く、全般的に軟便である場合が多いようです。そんなひどくはなくても、ちょっとなにかがあるとすぐに下痢を繰り返す犬もいます。
|
このような下痢をしやすい犬の食餌管理は、食餌の質と量と回数に気を配ります。質は、なるべく繊維質の多い食餌を選び腸に負担をかけないようにします。それから、少量ずつ何回もあげていきます。あまり一度に大量の食餌を食べれば、何も異常のない犬でも下痢をすることがあります。昔からよく言うでしょう、”腹八分目に医者いらず”って。
|
適切な食餌の種類と量を選び、出来るだけ回数を増やして与えているにもかかわらず下痢をする犬は、思い切って丸一昼夜絶食しましょう。水だけは飲めるようにしておいて、食事は一切与えないでおき、胃腸を休めてあげましょう。
|
ここでよく覚えておいて欲しいのは、小犬には特に4ヶ月以内の小犬には絶食はやってはいけないことです。十分な貯えられた脂肪やその他の栄養素がないために口から丸一昼夜なにも入ってこなくなるとすぐに弱ってしまいます。小犬で下痢をしやすい子は、大変扱いにくいケースです。しかし、たいていの場合小犬の下痢はちゃんとした原因がありそれを治療することで、治ることが多いように思います。 |
|