多くの場合、適正体重を超えている猫は、避妊手術や去勢手術を受けています。もしそれらを受けていないで太っているのなら大変珍しいことです。

そういう訳で、彼らの欲求が食欲に向かうことは避けられません。この件に関しては、避妊手術や去勢手術の唯一の欠点でしょうか？我々獣医師も、手術後の肥満傾向に対しては、今までは打つ手がありませんでした。しかし、キャットフードの研究が進むにつれ、そんな猫たちに最適な食事が開発されております。 　それは低カロリーのキャットフードです。同じグラム当たりのカロリーが半分ぐらいに調節されています。これを同量食べることで、今までの食事と同様の満腹感が得ることができます。うまく行けば、徐々に体重に変化が見られることでしょう。

適切な食餌管理をしていても、猫に対しては油断は禁物です。彼らは、虎視耽々とあなたのすきをねらっています。冷蔵庫や食物を保管するところは十分に注意してください。あまりにキャットフードがまずければ、彼らは実力を行使しても違う食事になるものを探すでしょう。 　犬と違い、彼らには抜群の行動力があります。食欲のためなら何でもします。でも少し普通の猫と比べて、機敏さに欠けるかもしれません。体重が邪魔で・・・。