早い猫であれば、6〜7ヶ月ぐらいで妊娠をします。猫の繁殖能力は驚くほど強く、雌猫は着実にその子孫を増やし続けます。また、交尾することで排卵するために妊娠はかなり確実です。つまり、正常に発育している雌猫が発情して、その猫の周りにお気に入りの雄猫がいた場合、ほとんど100%に近い確立で子猫が生まれます。


犬と同様に最初の3週間ぐらいは目立った変化がありません。しかしその頃を過ぎると徐々に食事の量が増えていきます。今頃の食事に必要なものは特別にはありませんが、高カロリーのキャットフード、例えば幼猫用の物を与えるようにしましょう。ここでも添加するものは一切不要です。何も加える必要はありません。


大体、受精後63日で分娩します。もうその頃になると、大変大きなお腹が見られることでしょう。食欲も今が一番多いときで、妊娠初期に比べると1.5倍近く食べるようになります。いよいよ分娩が近くなると、食欲は落ちます。食欲がなくなって動かなくなったら24時間以内に分娩が始まります。


妊娠期は人間と同様に、精神的にいろいろと不安になるものです。他においしいものでもあげようかと思うこともあるかとは思います。しかし、こと食事に関してはいつ何時も甘えさせてはいけません。高カロリーのキャットフードだけを与えるようにしましょう。

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